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大衆思想の系譜　研究会

漱石・太宰・賢治・実朝・良寛を自在に論じ、言語やイメージ、国家や都市、農業から親鸞、アジア的やアフリカ的段階、南島論へ…戦後最大の思想家・吉本隆明は、アカデミズム内ではなしえなかったやり方でトピックを増殖させつづけた。無責任なまでに、リゾームの如く広がる知の雑多さ。それこそが、小宇宙に籠って視界が閉ざされた現代日本人が求めるべきテーマ性なのかもしれない。本研究会では、日本の大衆思想家の系譜を地道に追ってみようと思う。